The 名庭
今日は多くのファンに今尚愛され続ける名庭桂離宮に行って来ました。
園内に入って早速目に飛び込んでくるのが敷き詰められたこぼれいし。
この石どれも平らな面を上にして敷かれていて歩きやすいように考えられています。しかもこの道真っ平らではなくかまぼこのように真ん中がポコッと少し高くなっていて、水が溜まらないよう配慮までされているとのことです。
外腰掛と呼ばれる休憩所に着いて腰を下ろしてみると、目の前(写真の下の方)の大きな飛び石の斬新さ!かといって他の小さな飛び石とのバランスを欠くことなく絶妙に置かれています。
そして綺麗な延段(歩いている道)を進んで見えて来たのが大きな池と州浜です。
そして川石を敷き詰めた州浜の先にちょこんと見える灯台に見立てた燈籠が海辺の雰囲気を上品に漂わせています。その先の中島と石橋のつながりは天の橋立に見立て造られたものと言われています。
小さな紅葉が優美に踊る先に見える建物は松琴亭(しょうきんてい)。
この四角切った飛び石も当時としてはかなり斬新だったと思われます。
最後に月波楼(げっぱろう)。ここでは夜に水面に映り込む月を楽しんでいたそうです。静寂の中で、ライトアップなどではない自然が作り出した絶景に心を委ねる。そんな瞬間もたまにはあってもいいかなと。想像するだけで研ぎ澄まされるのがわかります。
園内を一周してみて素直にあれっもっかい周りたい!って思えるような庭園でした。延段、飛び石の綺麗さはもちろん場所場所で景色の雰囲気が変わるように今いる場所から元いた建物、次に行く建物が見えないような木の植え方、建物の位置が考えられていたり、随所に工夫が散りばめられている気がしました。
しゃくれ女子にオススメです🤙🌙