お庭 2.8

日々の庭づくりの風景、役立つ植物の管理方法、名庭、名建築などについて記していきます。

楽天ポイント

最近クレジットカードを楽天カードにかえ、楽天銀行も申し込み、日頃の買い物は楽天Edyで支払い、どっぷり楽天経済圏で暮らすようになった。
そんななか迎えた中学の同級生との飲み会、いろんな意味でテンション上がらずにはいられなかった。
小銭を持つのをやめ、二つ折りの財布けん携帯をポケットに忍ばせ家を出た(もちろん、左側のカード入れにはきらきらと輝く楽天カードが入っている)。
いちよ割り勘の時ぎくしゃくしないように5000円札一枚、千円札四枚も持った。他にはなにもいらない。それがかっこいいとら思うことが最近のブームだった。
飲み会は、ほぼ話すのが10年振りな友達もいたりして終始盛り上がった。1人が帰り1人が遅れてやってきた時、その時はきた。、

お会計だ。
合計は2万9000円。楽天ポイントで言うと2万9000ポイントだ。
僕は早くから来ていた自分を含めた3人に8千円、後から来た2人には3千円と告げた。右手はすでに携帯ケースの楽天カードをにぎっていた。見かねた友達が、あっカードで払いたいんだねときおつかってくれたこともありそのお店の会計は僕の楽天カードで支払われることとなった。楽天カードで2万9000円の買い物などしたことなかった僕は静かに興奮していた。
その流れのままもう一軒飲み屋によった。そこなら着いた時にはけっこうベロベロでその店での記憶があまりないゆいつ覚えているのが会計は1万ちょっとで安いなと思った印象だった!みんなが2千円くらいずつ出してそこの会計は終わったはず、そう思っていた。
帰ってきてポケットに入っていたみんなから集めたお札と携帯を出しその日は寝た。
次の日起きて机にほっぽってあったお札を片付けようと数えた。一万円が2枚、、、なるほど2件目はみんな現金を出し合ったのか!
数位時間後、楽天カード会社から前日の2万9000円と1万3千円の支払い通知(宣告通知がきた。

記憶はまだない。

岡山で高木建て込み

去年からやってる岡山の商業施設。今回は、今回も?10mクラスの高木をがんがん建て込んでいきます。

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建物と建物に囲まれたこの空間に植えていきます。

工事の流れ的には高木建て込み→インターロッキング→中低木植栽となります。

インターロッキングができてしまうと高木の穴を掘るのが制限されてしまうのでこの順序になるわけです。

前方の方はまだ土木が工事してるので搬入は左側の通路からになるわけですが、、、

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マスやらいろんなものがあって大変そう。

ここからラフター先に入れ、植物を積んだトラックを入れるぎりぎりまで入れラフターでつっておろします。

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無事荷下ろしが終わってラフターを移動させながら奥から手前に逃げながら順番に植えてくる流れです。

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2t弱あるトウネズミモチ、根鉢もでかかった!!

経験豊富な職人さんだから簡単に植わって行くように感じましたが、この大きさの木はまっすぐ立てるだけでも一苦労です。

今回僕は1日指を振ってるだけでした☝️

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無事植えおわり風景ができました。いったん土木屋さんに渡してインターロッキングが仕上がるのを待ちます。

続きは5月の中旬あたりから。

庭ってあってもいいけどなくていい。だけどあったらきっと命にやさしい。

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本坊庭園。昭和のクレイジーな作庭家、重森三玲によって作られた東福寺境内にある庭園です。

マインドフルネスっていう健康法が少し前に流行ったけど(ストレスの大半は日常で未来、過去への不安や恐怖を考え過ぎることから来ると言われてる。そこで呼吸や身体の感覚を今現在に集中させる時間を持つことによってストレスを軽減させるっていうもの。日本でいう瞑想的な考えに近い。)

ここの庭の石を見てるとそんな効果もあるんじゃないかなって思います。この石が何を表してるかはわからないけど迫力のある大きな石からパワーをもらえたり、目の前の得体の知れない石に集中することによっていつの間にやらストレスまでどっかいっちゃってる、そんな力をビンビン匂わせる庭園です。

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西庭。当時の日本庭園としては珍しい四角い刈り込みを組み合わせたデザイン。苔や屋根の柔らかい曲線があることによって四角い文様がより引き立っています。

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からの南庭。西庭のあしめとりのようなデザイン。目線を一気に足元に集めます。

もしこの庭がなかったら、日本庭園の可能性や表現の幅そのものが随分狭まっていたのではと言われるほど、当時としては革新的なデザインでした。

この写真の奥にある渓谷はたくさんのもみじがあり紅葉の名所としても有名です。通天橋(つうてんばし)や偃月橋(えんげつきょう)という橋から見渡せます。

イヤホンどっかいったからまた買っちゃった〜って女子にオススメです🤙🌿

紅葉で心高揚させていこうよう

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コケ寺リウム。一丁前に作品名まで付いています。少し早いですが去年の紅葉シーズンの三千院(さんぜんいん)アップしてきます。

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メインのお庭。狭いスペースにギュウギュウに押し込められながら高額な抹茶をすすり飲む観光客を横目に黙々と写真を撮ってきました。水面に浮かぶもみじの葉っぱにも品があります。

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鮮やかなもみじの紅葉。散ってからは苔の上に敷き詰められもみじのジュータンになります。

紅葉を愛でるというのは日本人独特の文化のようです。海外では真っ赤ないろはもみじを見ることは難しい。四季がはっきりした日本という国が育てた独特の感性なのかもしれません。

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上を向いて歩きたくなるってこういうことですね。庭とか植物ってただ癒しを与えてくれるものだと思ってたんですけど最近庭って楽しいなーって。味わえば味わうほど楽しくなっていく気がします。

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家帰ると胃袋肥大化する女子に🤙🌴


君はロックをすえない

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入口前の襖絵が綺麗でした。

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庭園に出た瞬間に感じます。あっここは天下人の庭だと。広い土地を贅沢に使い。大小の石をあちらこちに散りばめ。石をこよなく愛した秀吉らしい庭です。池をつくり豪快に滝を流し、広い縁側から見る景色は贅沢の極みです。たぶん庭や石に興味がない人でもこの庭を目の前にしたら心臓のBPMが280くらいになってしまいそうなそんな贅沢な庭でした。

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真ん中奥の石が秀吉が特に気に入っていた石です。どっかから持って来させた石だった気がしますが、、ちょっと調べておきます!

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中庭も落ち着いた表情を見せています。

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こちらの紅葉はおそらく台風などの影響で大きな枝が折れていますが、その枝がもし折れていなかったら今頃この庭全体を囲うように伸び、一味違った癒しの空間を作っていたかもしれません。

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立派な五重塔


かかとすぐ潰す女子にオススメです🤙🌴


コンクリートに囲まれグリーン

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今年一最高品質パンフレットきました。東本願寺渉成園(しょうせいえん)です。フルカラーで見所などが詳しく載っています。

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手前が臨池亭(りんちてい)。奥の建物が滴翠軒(てきすいけん)。縁側を張り出すことによって池との立体感が強調されてます。

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夜になると綺麗な月の影が池に映ることから印月池(いんげつち)と呼ばれています。右手に見えるのが侵雪橋です。実際に歩いて渡れるのが嬉しい。こうやってここに立って眺めていると、これ見よがしに入ってくるマンションがもはやこの風景を盛り上げているかのように思えて来ます。

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縮遠亭(しゅくえんてい)。その名の通りかつてはここから東山三十六景の一つ、阿弥陀ヶ峰の遠景が縮図のごとく見張らせたそうです。

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絶大なる石への信頼感。昔の人の石への思い入れが伝わってきます。こんなマイホームはいやだ。

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京都タワーまでも巻き込んで壮大な庭園となっています。

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臥龍堂(がりゅうどう)。池に浮かぶ島です。後に赤、青、黄色のマンションに囲まれる日が来るなんて作庭家の石山丈山もビックリです。

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これまた変わった模様の石垣。

給料上がると同時に声まで高くなっちゃってるそこの男子にオススメです🤙🌿

VR庭園

ではないんですが!がんこ 高瀬川二条苑。という日本料理屋さんのお庭を見させてもらいました。

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高瀬川の源流となる小川が流れています。

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ここのお庭の特徴はこの水量の多い小川。庭園東にある鴨川から取り込まれた水はこのまま下流へと流れていき高瀬川となっていきます。そう、この目の前の川は鴨川でもなければ高瀬川にもまだなりきれていない、言わば「名も無き川」なのです。

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一枚の大きな岩の上から飛び込むように落ちてくる水に癒され、激しくもありどこか柔らげな水の音に癒され、自然の世界に分別などないのだっ

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滝の石組みに圧倒されている間も無く振り返るとこの景色。ここのお庭のすごいとこってどの場所に行っても360度パノラマのように楽しめるんです。ただこれをVRで再現しようとしても課題があり過ぎ。VRにするとして小川の流れや滝の勢いそのままでおれらの動きを連動させるって難しそうじゃない?


そんな訳で、何歩か進んではクルッと回って写メとって。また何歩か進んで、、、みたいなことを繰り返してました。はたから見たらだいぶ奇妙なやつだなって1時間くらいしてから気づいて少しペース上げたのを覚えています。

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続いてはこいつ。吾妻屋風灯籠(あづまやふうとうろう)。日本一大きな灯籠らしいです。中にあるテーブルを見てもらえばサイズ感がわかるんじゃないですか?

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この紅葉の枝ぶり🤤なんも言えねえ。けどなんか言いたい〜◯んこ!!

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↑がんこだよ笑

庭園の東側から📷夜は庭園内にあるライトに明かりが灯り静かな夏の祭り後のような雰囲気を醸し出します。

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遠州の茶庭。小堀遠州によってつくられた茶庭です。

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最後に「誰が袖のつくばい」。着物の袖を思わせる形であることからそう呼ばれていますすがちょっと何言ってるかわかりません。

梅雨明けまだなのー?。あぁーハワイ行きたいって女子にオススメです🤙🌴


誰かと作った何かをきっかけに創ったモノを 見ていた者が繕った何かは いつの日か愛するものが造った何かのようだった

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子供だって上手いんだもーん飲んだらこう言っちゃうよー♪平安神宮ぅー!!

えーっと笑いに厳しい方、この先お断りなんで今すぐスワイプするその指を止めてやってください。


無愛想な受付の女から渡されたチケットを鼻くそほじった手で受け取り拝観スタートです。

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池に倒れ込むように伸びるサルスベリ。それを見届けるように迷わずさっきの手でシャッターを押す僕。

順路が僕を迷わせますが左を選びました。これが吉と出るか凶と出るかはまた後ほど、、

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平安神宮名物、松のトンネルが目の前に立ちふさがります。

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アトラクション感覚で楽しい。ついでに前のとろいおっちゃんド突いときます。

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風に揺れる木々の間から水面に光が差し込みキラキラと輝いていました。小川の周りは優しげな音に包まれていました。

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泰平閣〜広大な池との調和〜

泰平閣は渡ることもでき、座る場所も多くあるため広いお庭を池の中心から独り占めしたような気分で眺めることもできます。

冬は水生植物の葉が少なく、晴れた日には水面に空が綺麗に映り、まるで雲の上を歩いているかのように渡れるのだそうです。

お前ら本当くせーなーっといつも言ってくるワキガ上司にオススメです🤙🌴

浄化された空間

ここ泉涌寺(せんにゅうじ)は山々に囲まれているということもあり、境内は清らかな雰囲気が漂います。

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庭に出た瞬間うわぁっと仰け反ってしまいました。それくらい紅葉の青々しさ、静かな池の感じ、とても綺麗でした。秋にこの紅葉が色づいたら、、、っと思っていたら鮮やかに彩る紅葉がパンフレットに載っていました。

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ここから灯籠が2つ見えます。灯籠の置き方ってセンスがかなり問われるんですけど僕的には主張し過ぎないくらいがベストだと思っていて、ここの灯籠どうしの距離感、大きさ、みる場所によっては半分くらいかくれてしまうよな、この絶妙なバランスがとてもよかったです。

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菊の模様が施されている手水鉢が特徴的でした。

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今にも足音が聞こえてきそう飛び石の配置、そして苔との組み合わせも最高です。

ここのところ川の流れだったり、滝のダイナミックさに憧れていましたが動きはないもののいつでも静かに待ってくれているここの池もいいものだと。

気合い入れて買った本2冊がキンドルで無料だったと気づいてしまったあなたにオススメです🤙🌴


心が育てる庭

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来ました龍安寺(りょうあんじ)。後で石庭を見れば、あっここか!ってわかってくれる人もいるんじゃないかと思います。

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門をくぐり抜けるといきなり紅葉のアーケードが広がります。

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石です。大量の苔が覆いかぶさっていてもはや石の原型無くしかけてます。。石庭に急ぎたい気持ちを抑えつつゆっくり見て行きます。

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苔寺に負けないくらいの苔の綺麗さ。キラキラと光ってるようにさえ見えます。梅雨の時期ということもあって1年で1番いい状態の苔が見られてます。感謝!!そしてメインの石庭へ。

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わかります?

砂紋がかなり薄いんです。ぱっと見の印象は、石の数も少ないしこんな主張のない感じでいいのかな?って。なんの変哲もないっていったらその通りなのかもしれません。ただ座ってじーっと見ていると、僕は特にそうなんですけどこの1年でどれだけ苦労してこういった庭が作られているのかわかりました。だからこの素朴な庭からも感じられることがめちゃくちゃあります。正確に言うと庭の作り方がわかったからってよりも仕事の業種に関係なく、色々経験してきている人にには感じられるものがあるんじゃないかなって。年を重ねるごとに感じられることが増えていく庭なんじゃないかなって今は思います。人によっては無になれる庭だって感じる人もいたり解釈はぞれぞれですが、作庭者の北山安夫が唯一目指したとしたら答えを出さないことだったのではないでしょうか。同時に寄り添う庭ってこういうことなんじゃないかなっていう感覚的なヒントももらえた気がします。

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方丈の西側もすごい。苔×青紅葉。黄金コンビの組み合わせですね!僕が勝手に決めました。

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銭形のつくばい。この文字にもあるからくりがあるんですが、それはあえて言わないでおきます。

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杉林と巨石が作り出す不思議な雰囲気。

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独特の神秘的な世界でした。

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最後に紅葉の合間にくり抜かれた大殊院を見納めて。

正直ここには2年前にも来てたので来なくていいかなって思ってたんですけど本当に来てよかったです。Yasuo Kitayama..これからブログへの登場も増えていきそうです。

承認欲求強め女子にオススメです🤙🌴


異空間

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ここに来るとやる気に満ち溢れていた2年前を思い出します。桂春院(けいしゅういん)に久々に行ってきました。禅宗のお寺妙心寺塔頭(たっちゅう。高僧の死後、寄り添ってたてた塔、庵などの小院)です。

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侘の庭(わびのにわ)

ため息漏れそうな光景です。手前の柱よく見るとまっすぐじゃないんです。自然な物だからこそ作り出せる滑らかなラインが無意識レベルで僕らに心地よさを与えてくれます。

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真如の庭。生垣の刈り込みもされた直後のようで見ていて気持ちいい。

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奥へ進むとひょこっと灯籠が顔をだしました。この院土地が狭い割に背の高い木が多いんです。普通そうすると圧迫感を感じてしまいがちなんですけど全くない。むしろとても落ち着く不思議な空間です。

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階段を降りて外側の園路を周っていきます。

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木々の陰になって苔も青々としていました。

少し空気感の違うお寺です。何度でも行きたくなる。

花よりダンベル女子にオススメです🤙🌴

キャンプ熱そそる庭

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ここも2年ぶりです。妙心寺塔頭、退蔵院(たいぞういん)写真は元信の庭です。

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中に入って右手に陰の庭。

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左手に陽の庭です。明るい石と暗い色の石を使いわけることで陰と陽を表現しているわけです。

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しだれ桜の支柱が独特で渋いです。

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水琴窟(すいきんくつ)。鈴のような音のなる仕掛けになっているつくばいです。

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このお庭の魅力はなんと言っても小川の流れと、その音。この庭のどこにいても聞こえて来るその音は体の力がすっと抜けていくリラックス効果がある気がします。水の流れも不思議とずっと見てられます。焚き火効果と一緒なのかもしれません。

僕が作りたい庭の1つにキャンプができる庭があります。この癒しの空間の中でテント張って火おこして焚き火してって考えただけでも鳥肌が立ちます。絶対そんな時間を過ごせたら最高です。いつか作りますので期待しといてください。

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帰り道。

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いたー!いるんですね庭で焚き火しようとした奴。さすがにタイムリー過ぎてひきました。

待っててください。僕の作る庭はfire smokeなんでもokです🌿🔥🚬

Patagonia好き女子にオススメです🤙🌴

ひーひーひーひーひじいちゃんくらい

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雨上がりで延段が輝いていました。優雅に流れる滝check one twoして中へと入っていきます。

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今日紹介するのは三宝院(さんぽういん)。

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ここの特徴は各部屋ごとに表情が変わるお庭です。どの部屋を見てもそれぞれにドラマがあります。

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中でも客殿から見えるこの立派な五葉松は迫力がありました。中から見ることによって額縁に飾られた絵のように見えます。その枠にはもはや収まらない、長い間変わらずこの地にいた貫禄と力強さは圧巻でした。当時行ったのは1月下旬。まだまだ寒かったんですがあまりの迫力に何十分も座り込んでしまいました。ジーっと見入っていたら

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雲の合間から太陽が差し込みとても幻想的な時間もありました。

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この五葉松なんと樹齢700年以上。これだけ魅了されてしまうのとわかります。

今、人生の岐路にたたずむあなたにオススメです🤙🌴かなりパワーあります。

光の伝道師

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今日紹介するのは真如院(しんにょいん)

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十六羅漢の石庭。

受付で拝観料を払うとスタッフの方がお庭について教えてくれました。

お庭を見に行く時大事なのはどの宗派のお寺なのかをざっくりとでも知っておくこと、そして季節や時間帯を変えること。この2つを意識することで庭をもっと楽しめると。季節や時間によって太陽の光が差す方向が変わるので庭も違う表情を見せます。光の当たり方や影の出来方など意識したことがなかったので、とても貴重な視点でした。曇りの日にはそれが目まぐるしく変化します。影ができたりなくなったりと。色んな庭を知るにつれて雨がだんだん好きになってはいましたが、曇りの日にもまた楽しみができました。

逆に季節や時間の変化を楽しめる庭であればもっともっと庭をもつ人も楽しんでくれるってことですね。

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そんな話を聞くと、もう目の前の杉の木の影さえも意図的に感じられます。実はここのお寺、襖絵がとても綺麗です。春夏秋冬、その季節の特徴を銀に塗られた襖に表現する。銀の襖絵に描く絵?ってあまりイメージはわかないかもしれませんが、見たときには銀ってこんなに色を引き立てる力があるんだっ思ったほど素敵でした。部屋によって光の当たり方が違うことも配慮して描かれたとのことです。

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入口横のしだれ桜も立派でした。春に来るとまた違った感動があるのかもしれません。

暇さえあれば語りたい。そんな男子にオススメです🤙🌴

白沙村荘

ハクサソンソウ。と読みます。日本画家・橋本関雪が自身の制作アトリエとして自ら造り上げました。

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庭園内は梅雨の時期ということもあっていい具合に湿って苔も綺麗でした。

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この石橋についた苔がたまらないですね。

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如舫亭(にょほうてい)茅葺の四阿(あずまや、休憩所として使われます)

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中から見るとこうなります。奥にある建物が関雪が妻のために建てた倚翠亭(いすいてい)お茶室です。お茶を飲みながら話をしたり。今のカフェ感覚ですね。

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存古楼(ぞんころう)からみたお庭。

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美術館から撮った大文字山。綺麗な緑、この山が迫ってくる感じ、クーラーも涼しいし最高だなーって思ってたんですけど

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テラスに出て、やっぱ庭って外で見るもんだなって。鳥のさえずり、竹が風でしなる音、そういったものが合わさって初めて庭になるんだなって、ハっとしました。

鳩胸男子にオススメです🤙🌴🐓

つまんなって思った方、次回会った時にでも水ぶっかけてください。