お庭 2.8

日々の庭づくりの風景、役立つ植物の管理方法、名庭、名建築などについて記していきます。

砂紋の奥深さ

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大徳寺龍源院の滹泥底(こだてい)。波紋がとてもリアルに表現されています。

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究極のミニマリズム。日本一小さな禅の石庭「東滴壺」とうてきこ。

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一枝坦(いっしだん)の庭。とても深く砂紋が引かれているのにどこか柔らかい。本当に波が寄せては返してくるようで、その波音まで聞こえて来そうでした。

僕がオーストラリアで見た豪快な波もいつか砂紋で表現できたらなと思っています。そして世界中のサーファーたちがボードをもって日本の庭園に遊びに来る未来も、そう遠くはないかもしれません。

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方丈内は荘厳な雰囲気が漂います。

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方丈の裏側にまわるとがらりと雰囲気の違う庭。龍吟庭があります。一石一石に表情がありあたかもこっちの様子を伺ってるようにも見えました。

拝観料も350円とコスパもいいです。

水筒男子にオススメ🤙🌴

写真禁止

でまさかの大徳寺大仙院は紹介できないんですが入口近くですごい形のマツ見つけたんで

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金八先生のやつ。人も木も苦しい時は一緒なんですね。

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すんごい生命力!根っこのあたりからも生きる気力みたいなものが伝わってきます。ほぼほぼ倒れてますからね。おもしろいすねー。それだけです🌴

達磨寺(だるまてら)

ここ法輪寺(通称達磨寺)はたくさんのだるまが置いてあることで知られています。

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大きなものから小さなものまでいろんな種類のだるまが奉納されてます。ここまでくるとだるまの定義ってなに?ってことになってきますね。

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楓が青々とした十牛の庭です。そして一つ一つの石が大きい。こうやって大きな石を見るたび大型の機械がない昔の時代どうやってここまで持ってきて据えたんだろうと驚かされます。

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本堂内でも至る所でだるまらしきものを発見できます。隠れだるまを探してる間になんか楽しなってきちゃいました。

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もう全部だるまに見えてきてしゃーないです。だるまの数は全部で8000体あるそうです。こうやって何かに特化したお寺もいい意味で遊んでておもしろいなーって思いました。僕もいつかウクレレに特化させた庭なんかをつくりたい。あなたなら何に特化させますか?

カープ女子にオススメです🤙🌴

舐めてました

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潮音庭。早速いきますが北山安夫(龍安寺枯山水庭園をつくったことでも有名です)によってつくられた建仁寺の庭園です。中央の築山に石を据え四方から寄り添うように紅葉を植えたシンプルな庭園なんですが

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どの角度から見ても優美でかなり惹き込まれました。これが北山安夫が言う「何でもないってことがすばらしい。盛りだくさんではいけない」ってことなのかもしれません。少しできる気になっていた自分の甘さを突き付けられたような気がしました。

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建仁寺でもう一つ有名な庭園、大雄苑です。広々とした空間からくる穏やかな安らぐ庭園でした。

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俵屋宗達による襖絵です。

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こちらも俵屋宗達によるもの。風神雷神屏風です。ライトアップと絵のシンクロが絶妙過ぎて感動的でした。テクノロジー(iPhone6s)の完敗です。

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法堂の天井に描かれた双龍図もすごい迫力で息を呑みました。

見所がたくさんあり過ぎてとても満足感のあるお寺でした。特に最初の潮音庭!恐るべしYASUO KITAYAMA..

甘党男子にオススメです🤙🌴🍨

迷ったらここ

東山の少し北に面した場所にその庭園はあります。無鄰菴。

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ここは大正時代の政治家、山県有朋(←庭づくりが趣味)がデザインし並河靖之庭園でも紹介した七代目小川治兵衛がつくった庭園です。

東山の借景や山県有朋の故郷山口を模したと言われる自然風景式の庭園になっています。

苔のイメージが強い日本庭園で芝生をメインに取り入れたのも当時としてはかなり珍しく山県有朋のこだわりが出ています。

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庭園奥にある滝から繋がる水の流れがとても涼しげです。

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庭園内は広過ぎず、狭過ぎずちょうどいい開放感でのんびり楽しめます。

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庭園中央は何も植わることなく大きく開いていています。

いったい何が主役なの?とか聞かれたら自然そのもの、あなたの感じる心とでも言ってるかのように聞こえます。

今すぐ癒されたい女子にオススメです🤙🌴

画伯とはこのこと?

「時代が変わればロックも変わる」世界的ロックスターデヴィット・ボーイが愛した庭、正伝寺。

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比叡山の借景庭園です。味気ないといったら味気ないかもしれません。

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普段あまり襖絵とかは写真に撮らないんですがあまりの迫力にたくさん撮ってしまいました。帰ってちゃんと調べると狩野山楽によるもので、中国の杭州、西湖の景色を描いた淡彩山水図であるとわかりました。その濃淡さだったり精密さ、何かとんでもないものを見てしまった気がしました。

全体として、正直タクシーやバス乗り継いで行くほどじゃないです。

ただもしかしたら、あなたの心にロックするものがあるかもしれません🤙🌴

そうだ西村家庭園に行こう。

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今日は貴重な社家(代々神社に仕える神職の家柄)の庭園様式が残されているお庭、西村家庭園を紹介してきます。上賀茂神社から昔の京都らしい町並みを東に行ったところにあります。

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廊下を抜けて

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メインフロアへ。

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川の流れと飛び石のバランスが絶妙で思わずぴょんと庭に飛び出してしまいそうなくらい引き込まれました。

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みそぎの井戸。今は枯れ井戸になってしまってますがかつてはこの場所で冷たい水をかぶり、身と心を清めていたそうです。そんな和尚さんの姿を想像すると当時の庭の情景が蘇ってくる気がします。

心を清めたい性悪女子にオススメです🤙🌴

雪舟×庭=逸話

今日は懐かしいシリーズの芬陀院。2年前に京都に来ることに決めてから巡ったお寺の一つです。

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中に入ると平日だということもあって貸切状態。外はすごく暑かったんですけど気持ちい風が入って来てたのを覚えてます。

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水墨画で有名な雪舟がつくったと言われている枯山水庭園。

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流れ落ちる水と飾ってある花がとても綺麗で見とれました。緑に赤が映えます。

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個人的にはこういう小さな中庭も好きでついつい写真撮っちゃいます。この飛び石の先には一体なにがあるだろー?って。

京都にいる間にもう一度行っときたい庭園の1つです。

あ〜これ◯◯サイズ!ってすぐ自分使って高さ出してくる女子にオススメです🤙🌴

ねねサロン

誰もが知ってる豊臣秀吉の妻(ねね)ゆかりの高台寺、圓徳院行って来ました。

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門をくぐり中へと進んで行きます。

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白砂による枯山水庭園となっている南庭。大きく息を吸って景色に身をゆだねれば波の音が聞こえて来そうです。

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渡り廊下から見える裏庭も静かに迎え入れてくれます。

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北庭に着くとスタッフの方がなんだか楽しげにお客さんにお庭の説明をしていました。その距離感が僕的にはすごく好きでした。お寺だったり庭を使ったビジネスってこういったお客さんとの関わり方に尽きると思います。拝観料だけとって後は勝手に見てっていうようなお寺はどんどんこれからつぶれていきます。歴史や地名に力を借りてるだけじゃなくいいものをどうやって伝えるか、よりよく見せるかを考えていくことが重要だと改めて感じた日でした。

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ねねの人柄は多くの人に慕われ圓徳院は当時サロンのような場所になっていたそうです。そんな魅力を解き放つ力が今でもここにはあるのかもしれません。

Stella donnelly好き女子にオススメです🤙🌴

和み

今日は近代日本庭園界の先駆者、作庭家である七代目小川治兵衛、通称植治の代表作、並河靖之(なみかわやすゆき)七宝記念館に行きました。

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中に入るとすぐ目の前にやかんを手水鉢に見立てたつくばいを発見。

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からのこれまた特徴のある手水鉢。

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建物に入り庭を見渡すと落ち着いたどこか懐かしい雰囲気が漂います。写真の左側に見える大きなマツ。これは庭の中央にアカマツを植えるという植治のスタイルらしく、この庭のほとんどの木が植え替えられてしまった中、この中央のアカマツは当時のまま残されているとのことです。

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縁側に腰掛けると自然と昔話で盛り上がるような、そんな時間が流れていました。

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池が建物の下まできているのも見ものです。建築と庭の融合というか。ガラス戸から見下ろすとあたかも池の上に建物が浮いてるような、そんな庭との一体化を感じられる作りになっています。

この池がプールで、縁側をウッドデッキなどにしたら少し海外寄りな、子供も楽しめる今風な庭になるんじゃないかなーとも思います。

国内便乗るのにやたらと早めにチェックインしたがる、ちょびっと心配性な女子にオススメです🤙🌴

一面緑の世界

今日紹介する西芳寺、通称苔寺は拝観するのに往復はがきによる事前申し込みが必要で中々行けてなかったんですが、今回友達が取ってくれたんで一緒に行って来ました。

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まずは庭園を周る前にお経を聞き、願い事をお札に書きます。みんなでお経を音読するような体験が中々新鮮でした。心を落ち着かせたところで拝観開始です。

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庭園入口。気づきます?

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海外の方だったと思うんですけどだいぶ気合い入ってます!流行りのMoss color🌳

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庭園内は一面緑の幻想的な世界が広がっていました。

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あいにくの雨、と思いきや苔には水分がとてもいいので僕以外にもテンション上がってた人は多かったんじゃないでしょうか。見頃は梅雨の時期だと言われています。石の階段もピカピカ。

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苔もフォワッホワです。

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進んで行くと誰か頭からズドンと突っ込んでしまったような檜の木。

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池と苔とのせめぎ合い。絶景ですね🤤

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切り株にも苔が綺麗についています。境内の苔の種類は120種類にもなるそうです。

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非日常を感じられるのはとてもいいのですが拝観料はなんと3000円。

少しコスパが悪い気はしますね。今じゃ高級焼肉もランチなら1000円くらいで食べれちゃいますからね🍖

港区女子にオススメです🤙🌴

The 名庭

今日は多くのファンに今尚愛され続ける名庭桂離宮に行って来ました。

園内に入って早速目に飛び込んでくるのが敷き詰められたこぼれいし。

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この石どれも平らな面を上にして敷かれていて歩きやすいように考えられています。しかもこの道真っ平らではなくかまぼこのように真ん中がポコッと少し高くなっていて、水が溜まらないよう配慮までされているとのことです。

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外腰掛と呼ばれる休憩所に着いて腰を下ろしてみると、目の前(写真の下の方)の大きな飛び石の斬新さ!かといって他の小さな飛び石とのバランスを欠くことなく絶妙に置かれています。

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そして綺麗な延段(歩いている道)を進んで見えて来たのが大きな池と州浜です。

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そして川石を敷き詰めた州浜の先にちょこんと見える灯台に見立てた燈籠が海辺の雰囲気を上品に漂わせています。その先の中島と石橋のつながりは天の橋立に見立て造られたものと言われています。

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小さな紅葉が優美に踊る先に見える建物は松琴亭(しょうきんてい)。

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この四角切った飛び石も当時としてはかなり斬新だったと思われます。

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最後に月波楼(げっぱろう)。ここでは夜に水面に映り込む月を楽しんでいたそうです。静寂の中で、ライトアップなどではない自然が作り出した絶景に心を委ねる。そんな瞬間もたまにはあってもいいかなと。想像するだけで研ぎ澄まされるのがわかります。

園内を一周してみて素直にあれっもっかい周りたい!って思えるような庭園でした。延段、飛び石の綺麗さはもちろん場所場所で景色の雰囲気が変わるように今いる場所から元いた建物、次に行く建物が見えないような木の植え方、建物の位置が考えられていたり、随所に工夫が散りばめられている気がしました。

しゃくれ女子にオススメです🤙🌙

雨の日に映える庭

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ここは三千院妙法院と並び、比叡山延暦寺の山門跡の1つ青蓮院。そして写真にどでかく写ってるのが青蓮院の名物クスノキ。おそらく20mくらいはあります。

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早速中に入り見渡した庭は青い池(龍心池)が印象的。たくさんの組まれた石たちが雨に濡れるとまた一味違った表情を見せてくれます。秋の夜にはライトアップされていてそれもまた綺麗でした。

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こんな感じ。写真だといまいち伝わりづらい。

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小御所の渡りの前には「一文字手水鉢」秀吉寄進の手水鉢があります。これちょこんとのってるように見えますけど重いものをバランスの悪いものの上にのせるって結構大変なんです。役石の上まで持ち上げてのっけるだけでなく、左右前後がしっかり平行になっているか細かいところの微調整までしたかと思うと息を呑みます。秀吉のこだわりも感じられます!!

残っている資料からもわかるように秀吉はこの形の手水鉢がよっぽど気に入っていたみたいです。かっこいい石って男心をくすぐりますよね。

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寝殿前。ここも秋にはライトアップされてこんな感じになってます。裸眼だともう少し綺麗に見えるはずです。

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雨女にオススメ🤙🌴

今尚進化し続ける庭

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外観。天気もよく空も澄み渡っています。そんな今日は円光寺に行って来ました。

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まず拝観料を払って渡してもらえるパンフレットがシンプルでかっこいい。中身もすごく見やすく、1P目には英語訳も書いてあってとても親切。こんだけしっかりしてるパンフレットはどこを周ってもあまりないです。きっと魅せ方やどう見られているかを気にかけるのが上手なおしょうさんなのだと思います。

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松林をぬけて階段をあがると飛び込んでくるのが

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白砂で見立てた雲海の中から今にも飛び出して来そうな龍。奔龍庭(ほんりゅうてい)です。実はこの庭園、平成に入ってからご住職本人がデザインして造ったものらしいです。古いものを守るだけでなく新しい考えを取り入れていくのは素晴らしいことです。簡単にできることではありません👏

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中に入ると玄関前に水琴窟のつくばいがあります。水琴窟は手水鉢から流れ落ちた水滴が下に埋まっているビンのようなもの(甕)の中で反響して音がなる仕組みになっています。手前の竹筒に耳をあてるとチロチロリンと涼しげな音が聞こえてきます🎵

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十牛之庭。「十牛図」を題材に造られました。部屋から見るとこの庭自体が額縁に飾られたような美しい表情を魅せます。

春の新緑、秋には紅葉が楽しめ、冬に雪が降ると色を消した白の世界が現れます。四季折々を楽しめる庭です。

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大胆なもみじの木陰になっている園路は歩いているだけでも気持ちいいです。特に春の風が入って来た時にはもう天にも登るほど最高です🐉是非あなたにも味わってみてほしい。

あと一歩が踏み出せない女子にオススメです🤙🌴

リベンジ果たす

約2年ぶりに曼殊院に行って来ました。前回来た時は屋根の修復工事のためちと悔しさの残る拝観だったので今回は鶴島も堪能できて感無量です。

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前回。

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今回✌️

ちなみに手前の低いマツを亀に見立てて亀島、奥の背の高いマツと横に伸びているもう一本で鶴に見立てている鶴島があります。

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はいめっちゃ鶴!!

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白い小石で水の流れを表していて、縁側が船乗り場となっているわけです。f:id:amumbrella:20190603213709j:plain

この畳の感じ見てるだけで落ち着きません?考えたら一人暮らしで賃貸に住むようになったらだいたいフローリングだし、家族をもって一軒家住んでもこんな広々とした畳の部屋なんて最近だと中々ないですからね。ちなみにこの部屋の様式、用材ともに桂離宮と同じで、同時に作られたと言われています。

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最後に裏庭。

美意識やたらと高い女子にオススメです👍